幼児期の運動遊びの大切さ
2017年11月14日 08時15分広報みなとNO.2031 11.1号より
「幼児期の運動遊びの大切さ」
~心と体の基礎を育てる~
より一部抜粋してお知らせします。
社会環境やライフスタイルの変化によって子どもが体を動かす機会が減っています。そこで問題になってくるのが子どもの運動不足です。生涯にわたって健康を維持し、豊かな人生を送るためにも、幼児期から運動能力を育むことが大切です。そのために、普段の生活の中でどのような工夫ができるでしょうか。
【運動をすることで得られる効果とは】
文部科学省では幼児期の運動効果を次の5つにまとめています。
① 体力・運動能力の向上 ② 健康的な体の育成 ③ 意欲的な心の育成 ④ 社会適応力の発達 ⑤ 認知的能力の発達 |
適切な運動は、丈夫でバランスのとれた体を育むだけでなく、友達と楽しく遊ぶ経験や意見のぶつかり合いを通して、社会のルールや人との関わり方を学ぶことができます。
【幼児期は『遊び』の中で基本的な動きを身に付ける時期】
子どもはいろいろな遊びをする中で、歩く、投げる、転がる、起きる等、多様な体の動きを体験します。遊びながら自発的に体を動かして獲得した基本的な動きが、その後の運動能力の基盤となることから幼児期の運動遊びは非常に大切な意味を持つのです。
【子どもにとって必要な運動遊びとは】
毎日の暮らしの中でおっくうがらず意識的に親子で体を動かすことが、子どもにとって豊かな運動体験となります。歩く、走る、階段を上る、スキップする等、日常生活の中で体を動かすことこそ、子どもにとって必要な運動遊びです。
【楽しく遊んで心も一緒に育てよう】
・運動遊びと心の育ち
子どもは、運動遊びを通して新しくできるようになったことに「やった!」「できた!」と達成感を持ちます。その嬉しい気持ちを他者に受け止めてもらい、褒められることで自分に自信がつき、気持ちが安定します。気持ちが安定しているとさらに新しいことに好奇心をもって挑戦したり、友達を思いやる余裕が出たりするなど、のびのびと意欲をもって過ごせるようになります。
・運動遊びと社会性の育ち
運動遊びの特徴として、年齢が高くなるほど、人と関わりながら行う集団遊びが多くなります。その時嬉しい経験ばかりでなく、例えば鬼になったり、負けてしまったり、友達との関係の中で、葛藤や我慢、悔しさ等ネガティブな思いも経験します。実はこのような出来事が子どもの社会性の育ちにおいて重要な意味を持っているのです。
*かなり割愛しましたので詳しくは「広報みなと」をご覧になってください。
このほかにも有益な情報がたくさん載っています。