給食ブログ

小学生 口より先に手その3

2017年11月6日 11時49分

 続きです。

 

 文科省によると、暴力行為のきっかけは「休み時間の遊びで口論になった」「授業やテストの間違いをからかわれた」などが多いという。東京都内の公立小の校長は「感情をコントロールできず、言葉よりも先に手が出てしまう児童が増えた。児童同士の小競り合いは毎日のように起きている」と明かす。

 スマートフォンの普及がコミュニケーション能力の低下につながっていると見る専門家もいる。総務省の調査では、スマホを持つ612歳は13年に17.9%だったが、16年は33.8%になった。

 公立小ではスクールカウンセラーを務める諸富祥彦・明治大教授(心理学)は「児童の間でもLINE(ライン)など短文メッセージのやり取りに慣れてしまい、語彙が不足して話し合いで解決できなくなっている。メッセージで悪口を言われたり、無視されたりすることが不登校のきっかけにもなる」と指摘している。

 

 暴力行為については多くなったという実感はあまりないのですが、トラブルは多くあります。指摘の通りコミュニケーションの不足、行き違い、気持ちをうまく伝えられないという事が原因となっています。子供が気持ちを伝えるためには周りの大人が代弁せず、子供の口から言葉が出るのを待つ。小さいうちから続けていく必要があると思います。また、子供が気持ちにぴったりな言葉が選べるように語彙を増やしていくことも大切です。そして、ご家族の中で「うれしい」「悔しい」「悲しい」といった感情を共有する機会を持つことが大事だと思います。難しいことではありません。ご家族の方がお子さんと一緒に喜んだり、悲しんだりすることで子供は安心して自分の気持ちを伝えられるようになると思います。