ブラインドサッカー体験(講義編)
2018年7月2日 13時43分 5,6年生のオリンピック・パラリンピック学習として区内のブラインドサッカーチームから4名の方をお招きして「ブラインドサッカー体験」を行いました。
チームの代表者の方はブラインドサッカーの日本代表にもなられた方ですが、それ以前には別の競技でパラリンピック大会に出場されていました。バルセロナ、アトランタ大会では陸上走り高跳びで銅メダルを獲得。シドニー、アテネ大会では自転車競技で金、銀、銅メダルを獲得されました。合計4つのメダルを獲得された視覚障碍者スポーツ界のスーパーアスリートです。
そんなスーパーアスリートからお話をいただきました。目が見えている頃からいろいろなスポーツをされていたそうですが目が見えなくなっても「目が見えなくてもできることはないか」と考えて「走り高跳び」「自転車競技」に挑戦されたそうです。また、スキー、サーフィンもされているそうです。
「やってみたいな!」と思ったらどうやったらできるか考えて、とりあえずチャレンジしてみる。失敗しても「ではどうすればいいか」考える。そして、足りない部分をトレーニングしたり工夫したりするそうです。
「難しいな、できない」ではなく「どうすればできるようになるか」考えるのです。
旺盛なチャレンジ精神に頭が下がります。なんでもすぐに理由を探して「できない」「難しい」「前例がない」「不可能である」とあきらめた考え方をしてしまうことを恥ずかしく思いました。
視覚障碍者スポーツ界のスーパースターです。
5,6年一緒にお話を聞きました。
ブラインドサッカー、自転車競技、走り高跳びを実際にやっている映像を見せていただきました。
その後、「ブラインドサッカー」の競技についておしえていただきました。
5人ずつで対戦、フットサルのようなイメージ、アイマスクをして完全に見えなくする、ゴールキーパーは目の見える人がやりチームに指示を出す、ボールの中に鈴が入っていて音が出るようになっている。
そして、アイマスクをしている人(見えない人)と見えている人で協力することがとても大切な競技です。
写真のように離れたところからコーンに向かってボールをけり、見事にコーンに命中させました。ボール、コーンは見えていません。
すごいですね。子供たちからも大歓声が上がりました。
これで講義編は終了です。
この後、パラリンピックのメダルを見せていただきました。
「触ってもいいよ」と言っていただきましたので子供たちは手に持ってずしりとした重みを感じました。