給食ブログ

困っている人に気づけず

2017年8月30日 17時42分
新聞の読者投稿欄の投稿です。


毎日新聞 
819日 読者投稿(中学生)

「困っている人に気づけず」

 先日、電車でベビーカーを押す親子連れがいました。母親が電車を降りようとした時、ベビーカーをなかなか下ろせずに困っていたようです。すると周りの方々が手を差し伸べ、ベビーカーを下ろす手伝いをしたのです。若い女性や初老の男性など、見知らぬ人同士でその方を助けました。私は最初、その方が困っていることにすら気が付きませんでした。下を向いて画面に気を取られていたせいで、誰かが困っていることに気づけなかったのです。

 私は日頃、携帯電話に振り回されてはいけないと思っており、自分は大丈夫だろうと思っていました。しかし、私自身そのような行動をとってしまい、今まで過信していたことをとても恥ずかしく思いました。

 画面の中の世界だけではなく、自分がいる世界を見ることを忘れず、日々過ごしていきたいです。そして、もし困っている人がいたら、すぐ手を差し伸べられるような人になりたいと思います。

この中学生は自分が気づけなかったことを恥じていますがきっと次に同じようなことがあったら、さっと手助けをしてくれることと思います。
逆に自分が困っている時にサポートがなかったとしても相手に悪気がなく「気が付かなかった」ということが多々あります。おおらかな気持ちで相手を見る態度も必要ですね。