給食ブログ

道徳の学習(6年生)

2021年6月2日 15時00分

 6年生の道徳学習「正義の実現」です。
この時間は「いじめ問題の背後にある人間の弱さに気づき、弱さを乗り越えて、正義を愛し、いじめや不公正な行為を絶対に許さない道徳的態度を養う」ことが目標の学習です。
資料は絵本「わたしのいもうと」と教科書「苦い思い出」での学習です。

【「わたしのいもうと」の絵本を聞いて感じたことを話し合う】
絵本ですが胸に突き刺さる内容です。自分の事として聞きました。

子供たちは真剣に聴き感想を発表しました。

【教材を読んで話し合う】
教材「苦い思い出」を読んで話し合います。
このお話は新聞投稿の文章です。筆者が50年以上も前、クラスの友達に行った行為が「いじめ」であると気づき、心を痛めたこと。50年以上たった今でも苦い思い出として心の中に残っていることが書かれていました。
この文章を読んで子供たちは「いじめだと気づいた時、筆者はどんなことを考えたのか」「筆者はどうして50年以上たってもその時の衝撃が忘れられないのか」ということ考えて発表しました。

この活動を通して子供たちは「心がえぐられる」ような筆者の心の痛み、忘れられないくらいの苦い思い出、自分をも傷つけていることに気づきました。いじめた側である筆者の心の痛みを踏まえながらいじめの卑劣さを考えました。

【グループで考える】
グループで集まって「どうしていじめはなくならないのか」について考えました。
「人数が多いと注意しづらい」「相手の気持ちが分からない」「いじめであることに気づいていない」「無意識」「かかわりが少ない」・・・たくさんの意見が出ました。

「自分たちができること」を考えます。
グループで考えた内容はホワイトボードに書いてみんなが見えるようにしました。

「自分ができること」についてもたくさんの意見が出ました。
『ちいさなこと』と思うようなことでもみんなの力が集まれば大きな力となります。「いじめゼロプロジェクト」でも発表してくれたような素敵な取り組みを継続していけばきっといじめがなくみんなが安心して過ごせる学校になることと思います。今日学習したことを更なる推進力にして「いじめ根絶」に向かってほしいと思います。