給食ブログ

いろは歌集

2018年7月3日 09時49分
 先日、大河ドラマを見ていたら気になるセリフがあったので調べてみました。
吉之助さんが島の子供たちに教えている歌です。


「楼(ろ)の上も はにふの小屋も 住む人の 心にこそは たかきいやしき」

 

立派な家に住んでいても芽葺の貧しくてみすぼらしい小屋に住んでいても、人間の価値には関係ありません。心がけが立派であればその人は誰にでも尊敬されるという意味です。人よりもたくさんのお金を持っていたとしても心が卑しければ誰からも好かれず尊敬もされないのです。

心の在り方によって人の真価は決まります。たとえ貧しくても常に心を正しくもつ人こそ真に仰ぐべき人であるとの意が表されています。

 島津忠良(日新公)のいろは歌集で後の薩摩藩士の「郷中教育」の規範となり、現代においても大きな影響を与え続けているそうです。
「いろはにほへと・・・もせす」 47の教えがあります。一つ一つが考えさせられます。