秋の七草
2018年9月11日 13時26分秋の野に咲きたる花を指折り(およびをり)
かき数ふれば七種(ななくさ)の花
萩の花尾花葛花なでしこの花
をみなへしまた藤袴朝貌の花
山上憶良(万葉集より)
1つ目の歌で「秋の野に咲いている草花を指折り数えると7種類ある」とし、2つ目でそれは「萩の花」「尾花(すすき)」「葛の花」「撫子の花」「女郎花(みなえし)」「藤袴」「朝貌(あさがお)」と述べています。「朝貌」は諸説ありますが現在では「桔梗(ききょう)」が定説となっています。
「春の七草」は1月7日に七草粥を食して1年の無病息災などを祈り、また正月料理で疲れた胃を休めるものとして、その風習が今も続いています。
一方「秋の七草」はその美しさを鑑賞して楽しむものです。秋の七草の特徴は見て楽しむだけでなく、薬用など実用的な草花として昔の日本人に親しまれたものが選ばれているそうです。
「秋の七草」の覚え方
おすきなふくは?
お=オミナエシ(女郎花)
す=ススキ(薄)
き=キキョウ(桔梗)
な=ナデシコ(撫子)
ふ=フジバカマ(藤袴)
く=クズ(葛)
は=ハギ(萩)
日曜日、東部支局で見つけた「すすき」です。