給食ブログ

薬物乱用防止教室(6年生)

2018年12月6日 12時53分

 6年生の「薬物乱用防止教室」がありました。青山小学校の学校薬剤師さんに講師として教えていただきました。
 
始めに「市販薬」を飲むとどうなるのか、副作用、正しい飲み方を教えていただきました。

薬はコップ一杯の水か白湯で飲みます。
飲むときは食前、食後、食間(食事の最中ではありません。食後2時間くらい)。
コーラ、お茶、ジュースなどで薬を飲むとどうなるのか実験しました。

コーラで飲むと泡が吹き出しました。お茶やジュースで飲むと化学変化を起こして薬が他の物質に変わったり薬の効果がなくなったりしました。
薬は容量を守って正しく飲むことが大切です。
つぎに「乱用されている薬物」について学習しました。

数多くの薬物が違う名前、おしゃれな名称で近づいていきます。
薬物乱用により脳が損傷します。体の怪我、傷は時間がたつと修復しますが脳の損傷は治りません。人間の体、心、行動を支配しているのは「脳」です。脳からの指令で人間の生活が成り立っています。ところが、脳が損傷を受けるとその大事な指令が出せなくなります。そして脳からの誤った指令として「幻覚」「幻聴」「妄想」という恐ろしいことが起こります。

そして、「薬物乱用」のさらに恐ろしいところは「依存性」です。ためしに1回だけやってみてすぐやめる。と思っても一度乱用(一回でも乱用です)すると、自分の意志だけで止めることは絶対にできません。多くの人の手助けがあって、長い年月をかけて、様々な犠牲を払って、やっと止められるのです。そうして止められた人は大変幸運です。

薬物は様々な誘いのセリフとともに近づいてきます。
全て、薬物依存へ引きずり込むための罠です。

 最後に薬剤師さんから「これから中学、高校、大学、社会人と進むにつれて皆さんの行動範囲も広がってきます。自由にできることも多くなってきます。しかし、自由が多くなるということはその分責任も重くなるということです。この付近には大きな繁華街がたくさんあります。そういう魅力的な街は皆さんを成長させてくれることでしょう。しかし、悪い誘惑が多いことも事実です。薬物の甘い誘惑はきっぱりと断る勇気のあるみなさんであってほしいと願っています。」とメッセージをいただきました。